「イラク攻撃をやめろ！」これが市民の声だ！
　　　3.21ピースウォーク 報告


　米・英軍によるイラク攻撃が開始され、戦争に反対する人々がたくさん集まりました。立川市民のみならず、三多摩の各地域から集まりました。
　集会は、まず国分寺エクスペリエンス（HPでは音楽も聴ける）の歌から始まりました。湾岸戦争のときにつくった「世界のお母さん」等を歌ってくれました.参加者が即興で太鼓をたたきなかなかいい雰囲気でスタート、次に呼びかけ人のお一人である高木さん（83歳）のはなしに続きました。天皇陛下のために死ねと言われて出征したが、中国で戦犯として教育を受けて帰ってきたが兵隊は「消耗品」でしかなかった。小泉首相がアメリカ支持を言うが、憲法が守られていない。
　次に呼びかけ人の、島田さんが集会を立ち上げるまでの経過報告をしてくれました。数人の人の話が、準備会を積み重ねるにつれ増えて行き、政治的立場や労働組合の枠を超えてこれだけの集まりになった。日本には戦争をしないで国際紛争を解決しようという憲法がある。小泉首相はこうした努力をしないで、アメリカに追従している。「戦争反対」と「小泉首相はアメリカに戦争をやめるよう言うべき」この2点で一致して、今日はがんばろう。
　そのほか、何人もの人が発言をし、国会議員（1人）、都議会議員（1人）、立川市議会議員（11人）計参加者が壇上に上がり、労働組合や諸団体が紹介されました。（参加者400人を超えていました.）

　ピースウォークは二つの団体に分かれ（途中で距離が開きすぎました）立川の南口から北口まで約1時間半にわたり、歩きました。
　1ヶ月にも満たない期間で準備し、ここまで多くの人が集まったことが本当にうれしい。（戦争が始まったことはつらい気持ちですが）三多摩地域でも、諸団体が立場の違いを超えて準備をし、知恵と力を合わせて集まる力があるのだ、ということが分かったのが大きな収穫でした。
　戦争に反対する気持ちをみんながいつでも、どこでも表現できること。そしてこれが世界中で起こり、「戦争では平和はつくれない」ということが、世界中の人々が同じ気持ちを持っているということが大切だと思っています。

　戦争は始まってしまったけれど、戦争を中止し、話し合いで問題を解決していくことが重要だということを、さらに強く訴えていくことを続けたいと思います。

　

３．２１ピースウォークin立川 市民宣言

想像してみて下さい。 　ミサイルの爆発に巻き込まれて、あなたの親しい友人のからだが、引き裂かれることを。あなたの愛する家族が、生活基盤を破壊され、食べ物や薬、暖かくくつろげるところもなく、やせ衰えていくことを。そして、あなた自身のたったひとつの命が奪われることを。 　アメリカのブッシュ政権は、イラクのフセイン政権に対して一方的な最後通告をつきつけ、ついに昨日、イラクへの軍事攻撃を開始しました。イラクの人々の命と暮らしが、今まさに奪われつつあります。 　この数ヶ月の間、世界中の人々が、“NO WAR！”の声をあげてきました。2月15日には、60カ国400都市で1，000万人以上が参加して声をあげ、戦争反対の波が世界をひと回りしました。日本でも、3月8日に、東京で4万人が参加するピース・ウォークが行われました。これらの戦争反対の声をブッシュ政権は無視したのです。 　私たちは、自分たちが暮らし、働き、買い物に寄る立川の街からも、世界の人々とともに戦争反対の声をあげたいと考えました。そして、戦争を体験した者も、戦争を知らない者も、世代を超えて集まりました。さまざまな運動やグループ、労働組合や政党の立場を超えて、“イラク攻撃の即時停止！”という思いをひとつにして、ここに集まりました。 　私たちは、アメリカ政府が、イラクへの軍事攻撃を直ちに中止し、平和的な方法で問題を解決することを求めます。どのような理由があるにしても、私たちと同じ血が通ったイラクの人々の命が奪われるような事態をだまって見てはいられません。 　私たちは、イラクの人々の命を奪う側に、立つことに耐えられません。日本政府が、イラク攻撃への支持を取り下げるとともに、戦争協力を直ちに中止することを求めます。 　戦争で平和はつくれません。私たちは、対立勢力を軍事力でねじ伏せる考え方が世界からなくなる日まで、様々なスタイルや方法で、立川、三多摩、東京、日本から、より多くの人々とともに平和を求める声をあげていきたいと思います。 　以上、宣言します。 2003年3月21日 　　　　　　　　　　　　　イラク攻撃をするな！これが市民の声だ！3．21ピース・ウォークin立 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参加者一同

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