自衛隊をイラクへ送るな！
自衛隊ではなく、医療支援・食糧支援
インフラ整備・教育支援を！
■イラク攻撃の正当性は無い
今このイラク攻撃の根拠となった「大量破壊兵器の存在」そのものがアメリカ政府による情報操作という疑惑が持ち上がっています。私たちはこのことと、これを支持した小泉首相ををしっかりと追及していかねばならないと思っています。
■自衛隊を派遣するのは危険
現地では米英兵への攻撃が続き数十人の米英兵士が殺されています。こんな状況で軍服を着た自衛隊が出て行ったらどうなるでしょう？日本で自衛隊がどう位置付けられているにせよ、イラクの人々にとっては米英軍の「仲間」にしか見えません。同様に攻撃の対象になるでしょう。私は自衛隊の存在そのものを「憲法違反」と考えていますが、自衛隊員の生命が奪われ傷つくことは反対です。
さらに、攻撃を受けた自衛隊員は武器使用の「運用マニュアル」に従って反撃し、イラクの人々を殺すかもしれません。こうなったら日本はイラクの人々にとって「アメリカと同様の敵」となってしまいます。
■平和を求める声は全国に満ちている
この3月、全国各地の議会で「イラク問題の平和的解決を求める」意見書が採択されました。全国で700の市がありますが、3月議会では818の意見書・決議が議決され、そのうち278件がイラク問題に関するものでした。主旨は「国連憲章を尊重し国連査察への全面協力を通じた平和的解決」「世界平和に向け、日本国憲法の平和理念に基づく積極的貢献」等になっています。立川市議会でも後者の主旨で意見書が議決されました。
「戦争では平和は作れない」私たちがこの間訴えてきたことです。これが世界の常識になっていくことを求めています。
■劣化ウラン弾問題
この戦争ではもうひとつの問題、劣化ウラン弾による放射線被害があります。12年前の湾岸戦争以降、イラクで多くの子供たちに白血病やガン、障害児の出産などが多発しています。これは湾岸戦争時にアメリカ軍によって使用された劣化ウラン弾によるとされています。戦争のためには何をしてもよいと考えるものが、こうした兵器を作り出し、戦争とは関係の無い人々、とくに子どもたちを戦後も永遠に苦しめるのです。
また、立川市議会の6月議会では「劣化ウラン弾の使用禁止を求める意見書」が議決されました。これは劣化ウラン弾の使用禁止や廃棄、被害者への治療、劣化ウランに汚染された兵器の隔離などを求めたものです。
劣化ウラン兵器はまさに核兵器です。悪魔の兵器と呼ぶにふさわしいものです。この兵器を無くし、被害者への支援を始めることも必要です。
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