今日は何か弾圧があるのではないかという不安が始まる前からあった・・・
● 集会はまず、ちょうど1年前の逮捕を伝えるフジテレビのFNNニュースの上映から始まった。
無罪を勝ち取ってみると、容疑でさえ微罪の（本当は無罪）住居侵入を家宅捜索と引き続く逮捕を、早朝から警察と一緒に行動して撮影した。さらに「被疑者」のさっちゃんの顔をはっきりと写して放映したことの意味が何だったのだろうと、改めて思う。
報道する側はその意味を常に考えるべきだ。権力に利用されるようではそれはもうジャーナリズムではない。どこぞの独裁国家のアナウンサーのしゃべり方を揶揄していられる場合か！
●講演は鵜飼哲さん（一橋大学）の「反戦ビラ弾圧から1年、私たちの世界は」・・・
宗像君の本の紹介をされた後、この1年間に起きた日本の急激な右傾化、戦前への回帰を事例に出して語られました。そして自衛隊に対しての働きかけ、今後の闘いのあり方について、日本国憲法の単なる民主主義防衛運動ではなく平和を掴み取るために思想や言葉を通じて改善していく、攻勢的な控訴審闘争にしていましょうと呼びかけられました。
（大沢のの主観的な要約です）
●音楽：国分寺エクスペリエンス・・・2曲歌ってくれた。湾岸戦争のときにつくった歌で「世界のおかあさん」はとてもいい歌だ。●座談会
司会：吉田敏浩さん（ジャーナリスト）・・・・最近の著作「ルポ 戦争協力拒否」（岩波新書 ￥740）
ブルキッチ加奈子さん（米大使館前被弾圧者）
大洞俊之さん（立川テント村）
宗像 充さん（フリーライタ）・・・・最近の著作「街から反戦の声が消えるとき」（樹心社 \1300）
感想をたくさん書きたいが時間がかかりそうなので、ブルキッチ加奈子さんの言葉を紹介しておきます。若くて端正でだけど、とても強い信念がある人です。「アメリカ大使館に行って戦争を止めなさいというのは、私が直接言いたいからです。直接聴きたかったからです。そしたらマイクでしゃべった声が暴行容疑で家宅捜索を受けたり、事情聴取を受けたりと弾圧を受けた。」「私がこの行動を止めたくないのは、表現の自由を守りたいからです。取られたら困るものを守りたいからです。」「ビラや声や新聞,落書きがなくなったらどうなります？独裁国家になってしまいますよ」・・・
●非弾圧者から一言の決意のアピールがあり、集会決議を採択して集会は終了しました。参加者120名で、他の集会と日程がぶつかっていたわりには各地から多くの参加者があった。
⇒集会後立川基地・警察署に対してデモです。外に出てみてさらに驚き！もう40人くらいの公安がいて、デモ隊の目の前で写真を撮ったりして威圧している。
デモには100人以上が参加し、錦町の社会教育会館から、繁華街の曙町を通過し、自衛隊・警察の緑町を通過してまた、曙町まで戻る長い距離を歩いた。
