4人が無事に戻ってきました！

（2005年8月26日）

<8月15日靖国神社前弾圧への救援のお願い>　

　すでに報道などでご存知かと思いますが、8月15日靖国神社前で戦争・軍国主義に反対した4名が逮捕されました。　この4名の救援活動への支援・注目をお願いします。

（１）8月15日の靖国事件に抗議する声明（2件）

（２）カンパのお願い

（１）8月15日の靖国事件に抗議する声明

救援会声明 　２００５年８月１５日、軍国主義と民族排外主義を掲げる右翼団体が靖国神社にあつまり、６千人の大集会を行いました。 核武装を主張する安倍晋三、石原慎太郎をはじめとして、複数の閣僚と多くの国会議員が、右翼団体とともに靖国神社に参拝し、戦没兵士への「哀悼」の意を表しました。それは、かつての東アジアへの侵略戦争から現在のイラク戦争に至るまで、他国の民衆への虐殺行為を不問にし、自らの加害と被害を無関心の淵に沈めることで、戦争を容認するものです。 　正午の時報を合図に、軍国主義者たちが黙祷を捧げ、そこから数百メートル離れた路上で、戦争反対を訴える私たちの友人が警察官に逮捕されました。かれらは、戦没兵士への「追悼」がさらなる戦争を準備するものであることをうったえ、戦争と軍国主義に反対するプラカードを掲げていました。 プラカードを持った約５０名の市民が靖国神社に向かって足をすすめようとするなかで、おおぜいの重装備の警察官が彼らを取り囲み、たまたま通りがかっただけの人々をもまきこんで、暴力的に圧迫しました。 　そうして、包囲した市民のなかから４名を引きずり出し、逮捕したのです。警察は逮捕理由を「公務執行妨害」であると言っています。しかしそこにいかなる正当な公務があったというのでしょうか。 　日本の警察が、些細な理由で市民を逮捕することや、逮捕した市民を「過激派」と呼びなすことは、珍しくありません。そういうことに、私たちは慣れてしまっています。 　市民が自由に活動し意思表示をする権利がおかされ、警察の横暴と強権はますますエスカレートしています。市民が集まることや表現することが、愚かしい行為であるかのようにされようとしています。私たちは、戦前戦中の怖ろしい時代に逆戻りしているのではないでしょうか。 　私たちは戦争に反対します。そして、戦争反対の意思表示すら許さないような軍国主義と警察国家に反対します。裁かれるべきは、プラカードを掲げる市民ではなく、市民を圧迫する者です。戦争反対を訴える市民がいったいどれだけ「過激」なのか、警察は「過激」でないのか、本当の「過激派」は誰なのかを、私たちは問うていきたいと思います。 　ご支援とご注目をお願いいたします。

８／１５弾圧を糾弾する声明（立川反戦ビラ弾圧救援会） 　８月１５日、靖国神社を賛美する政治家たちが参拝を強行した。戦争責任をかなぐり捨て、イラクへの自衛隊派兵を支持する石原慎太郎都知事などの政治家と右翼団体、保守派の人々が靖国神社に集結したのである。 　これに対し、様々な団体が抗議と情宣活動を行ったが、太平洋戦争を侵略戦争としてとらえ、その具体的な責任をとることによってしかアジアでの、世界での平和は築かれないと考える正当な情宣活動に対して警察の不当弾圧が加えられた。私たち救援会はこの弾圧を許さず、即時に逮捕されているすべての仲間を釈放することをここに要求する。 　そもそも立川の反戦ビラ弾圧事件は日本が明白な侵略行為であるイラク戦争を容認し、イラクへの自衛隊派兵を行ったことに起因する。自衛官に反戦運動のメッセージが伝わり、隊内に動揺がはしることを何よりも国家は恐れていた。その情報を遮断し、軍隊を聖域化することがこの弾圧のねらいだった。 　靖国抗議行動に対する弾圧も、日本が戦争国家化を推し進め、 靖国神社の「英霊」をたたえ、太平洋戦争への責任をうやむやにしてしまうため、それに対するあらゆる反対行動を封じ込めようとしたものである。 　不当にも、検察側は勾留延長を申請、裁判所もほとんど検討することなくこれを認めた。私たちはこうした検察・裁判所の警察と一体となっての弾圧荷担を強く批判する。警察は直ちに仲間をすべて解放せよ。 私たちは、不当な弾圧を粉砕し、すべての仲間が無事に奪還されるまで全力で闘い抜く。 ２００５年８月１８日 立川反戦ビラ弾圧救援会

（２）カンパのお願い

救援活動では、弁護士費用など多額の経費がかかります。特に今回は4名もの救援ということで、広く皆さまからのカンパを心よりお願いいたします。 ●カンパ振込先　 みずほ銀行　中野北口支店（２４３）　普　１０２５４８８　ヤマグチモトアキ ８月１５日事件救援会（ANTIFA 815） ●連絡先 東京都港区新橋２−８−１６石田ビル 救援連絡センター気付 電話：090-2901-9202 e-mail：no2yasukuni@sanpal.co.jp

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