（2004/01/28 ）
日の出町二ツ塚処分場の敷地内に第3処分場とも言えるエコセメント工場の建設工事開始に向けて、1月26日起工式がありました。92年の計画段階では「二ツ塚処分場は緑被率５０％以上です」と胸を張って、環境アセスメントを行った処分組合は、結局その緑の山を大きく破壊し、1年かけてエコセメント工場の敷地を削り出したのです。こうして、造成工事を終了した後、今回の工場起工式を行いました。
この日、地元日の出、青梅を中心として三多摩から約30人が抗議のために集まりました。朝9:30頃から処分場ゲート前に集まり、横断幕やプラカードを掲げて、式典に次々に入場する来賓（地元の自治会の人、各自治体の責任者､処分組合議員たち）の方々にエコセメントの危険性と税金お無駄使いであることを訴えました。
来賓が入ってしまうと、今度は式典が終わるまでマイクを次々と持ち、ゲート前で「警備」をする処分組合職員やガードマン､警察官などにアピールを行いました。
また、このアピールをしっかりメモしている処分組合の職員には、土屋管理者（武蔵野市長）に「処分組合にも情報公開条例を作るよう」「私たちは敵対しているのではない、住民と行政、事業者がともに解決に向うべき、話し合いに応じて『ごみの出ない社会』を創ろうと」提案ことを伝えるよう呼びかけました。
お昼前式典が終わり、バラバラと退場する参加者たちにまた、抗議の声を上げました。20年間で1000億円もの税金を使い、結局何も残らないこの計画に未来は無いと、訴えました。参加者たちは抗議行動を盛んに気にしながら入場し、退場していきました。アピール効果はあったのでは・・・と思いました。
この工事は再来年2008年3月31日の竣工をめざして、長い工事が開始されます。
