資源循環組合（処分組合）の運営経費の推移（2007/12/24）


エコセメント事業が開始されて多摩地域のリサイクル率が35.3％になったと
「たまエコニュース　Vol.44」で述べています。しかし、そのエコセメント事業は
本当にいい事業なのか？環境に悪影響を与えていないのか？費用の面で
納得できるほどの費用対効果があるのか？資源循環組合を構成する各自治体の
中では、本当に納得できたのか？そうしたことが議論されていません。

ニュースでは「安全管理を徹底しており、周辺環境への影響はありません」と
書いていますが、それなら情報公開条例を作るべきです。（いまだに情報公開条例を作っていません！）
すべての情報を住民に公開すべきです。公開しているのは差し障りのないもばかりではないですか？

データが入手できたのが1995年（H7年）から以降の処分組合の運営経費を
各処分場やエコセメント事業などの累計総額がわかるように分けて大まかな額を
つかめるようにしました。つまり、エコセメント事業は調査・工事開始から6年が
経ようとしているが、434億円の費用がかかったことになります。
実際はあと18年は運営が続き、総額1000億円ほどが投入される予定です。

二ツ塚処分場の経費はこれまでの総額が679億円ほどが必要だったということ、
（1995年以前に調査などのために費用がかかっているが調べられていない）
となれば、エコセメント事業は処分場ひとつ造るより高額な経費を必要とした
のかもしれないですね。土地の買収費用はゼロでしたから。

谷戸沢処分場：1984年〜1998年
二ツ塚処分場：1998年〜現在も埋立中（不燃物のみ）
エコセメント事業：2006年7月〜現在稼動中

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