長谷川摂子・ぶん
斉藤俊行・え
福音館書店
初版 2001年12月1日
子どものための絵本です。子どもが保育園に通っているときなどによくもらっていました.ここで紹介したのは、この本の絵を書いた人がとても身近な人だからです.
ぼくが議員になる前に仕事をしていた障害者の働く場所「いろりん」の職員なのです.いつも、障害を持つ人たちと車に乗ってリサイクルの仕事をしているのですが、武蔵野美術大学卒業だけあって、今でも絵を画きたいを思っていて、コンピューターで絵を書いています.
もう何年も前から絵本を画くんだと言っていて、なかなか実現まで行きませんでした.それがここに来てやっと出来たのです.
「いろりん」でも、通所者と一緒に絵を画いて作品にしているのですが、コンピューターで画いた絵を見るのは初めてです。でも、不思議なことにとてもコンピューターで画いたとは思えないやわらかなタッチに驚きました。水彩の絵のようにソフトでやさしい気持ちになる絵です。本人の人柄が伝わってくるようです.
サンタクロースがやって来る、わくわくとした子どもの気持ちを描いた本です.子どもが小さいときは大人にとっても、子どもといっしょに楽しめるときでもあるのです.
サンタが天かけている「ぼくの町」にリサイクルショップ「いろりん」や、有機野菜や食品の店「桑の実」、国立の喫茶店「ナジャ」などが、それとなく画きこまれていて、作者の気持ちが伝わってきます。
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