市議会議長 牛嶋 剛殿
2003年11月28日
自衛隊のイラク派遣に反対する
意見書を提出することを求める請願
立川市若葉町２−２０−２４
自衛隊をイラクに送るな！立川共同行動
連絡先 高木久男
紹介議員
田中清勝、坂下かすみ、小玉博美、矢島重治、大沢豊
【請願の趣旨】
１．政府に対し、自衛隊のイラク派遣に反対する意見書を提出すること。
【請願の理由】
政府はイラク特措法に基づき自衛隊をイラクへ派遣する計画を進めています。
しかし、現在イラクでは、米兵等に対する攻撃や自爆攻撃が全土で連日のように発生しています。また、国連事務所や国際赤十字事務所までもが、攻撃をうけており、治安はますます悪化しています。
米軍自身が認めるとおり「イラクは戦争状態にありその全土が戦闘地域」であり、安全な「非戦闘地域」などはありません。そうした状況で自衛隊が派遣されるならば、米軍の協力者として攻撃の目標となり、自衛隊員が死傷し、また自衛隊員がイラクの人々を殺傷するという事態が現実のものとなる危険性が大いにあります。また、アメリカのいうがまま自衛隊を派遣する日本に対しての反感も強まっており、日本国内に対するテロ等の危険も否定できない状況です。イラクではすでに日本大使館を対象としたとも思われる攻撃が発生しています。
イラク特措法制定時と現地の状況は大きく変化しており、「自衛隊等の対応措置は非戦闘地域において実施」という同法の原則に従えば、自衛隊を派遣することは不可能です。さらに、政府の説明と大きくかけ離れたイラク情勢の前に、苦悩する自衛隊員とその家族の心情にも思いを及ぼす必要があります。
私たちはいまこそ、 国際平和を希求する国民として、「殺したくもないし、殺されたくもない」という思いを強くかみしめています。
貴議会がこうした情勢をご賢察いただき、政府に対し、自衛隊のイラク派遣に反対する意見書を提出して下さるよう、請願します。
以上
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