新年のごあいさつ

　　　２００４年　今年こそ平和を！

●大晦日の昨日は朝から1日中、ホームレスといわれる人々へのパトロールと支援物資を配布していました。
午前に準備し、昼に府中市の是政橋下に「三多摩野宿者人権ネット」のメンバー９人が集合しました。上流の四谷大橋、関戸橋､是政橋､稲城大橋間の６Kmを3グループに分けて配布。36人の方にお餅や、みかん、石けんやタオル懐炉などを渡し、健康状態などを尋ねました。　夕方からは立川地区、日野橋近くの河川敷で6人。ここで日が暮れていったん終了。
　今度は、街の中の人。お餅を渡しても焼く道具を持っていないので、おにぎりを作る。自宅でこどもたちに手伝ってもらって約40個のおにぎりを作る。夜の10時頃から寝ていそうな各場所を巡回。顔見知りの人や、全くはじめての新しくホームレスになった人たちなどに話しながら配っていく。
　公園で寝ていた人は、毛布もなくベンチで寝ていました。車に積んでいた毛布を「差し上げましょうか？」と言っても、公園には「保管の場所がないから・・・」と固辞された。自分たちが暖かい布団で寝るのが申し訳ない気がする。

●終わったのは12時過ぎ、北口デッキ上で若者たちが新年のカウントダウンをしていました。その横の通路で新しく来た当事者の方へ配布して終わった。結局、立川地区は24人の方に配布しました。これでもまだ日野橋より上流の河川敷の人は回りきれていない（あと10人ほどは明日になる）。今でも新しい人が立川に流れ着く・・・。本当に不況が続く世の中です。
　立川市は三多摩地域で生活保護の受給率が最も高い自治体となってしまいました（人口164.000人中の3.050人＝約1.86％）。全国では1億2千万人中124万人が生活保護の受給者です（約1.03％）。立川市では、昨年度は267人が増加した計算になります。それでも今、30人ほどのホームレスの人が生活保護を受けられないで寒さと、空腹と、差別、あるいは孤独の中での生活を強いられています。

●自衛隊がイラクに行って「復興支援」をする為に242億円もの税金が投入されます。しかし、これではイラクの人たち自身が復興の仕事に就けなくなってしまいます。はるかに安い給料で彼ら自身の生活とインフラの復興が可能なのに、小泉首相はそうしたことはしないで、自衛隊派遣の実績だけを作り、憲法「改正」をしたいのです。
　イラクのイラク人自身による復興や、イランの地震被災普及にお金や民間人を出すのはかまわない。しかしアメリカに追従する為に「軍隊」と巨額の税金を投入するのは止めて欲しい。日本国内では生活保護も受けられず、つらい思いをしている人がたくさんいる。全国では3万人のホームレス状態にある人がいるのです。
　
　何よりも平和が一番です。MD（ミサイル防衛システム）などにお金をかけている場合ではないでしょう。今年こそ平和な世界を！　　　　　2004/01/01

　この冬、ホームレス支援の物資はたくさん送っていただきました。本当にありがとうございます。それで、物資配布が出来るのです。しかし、現金がほとんど底をついてしまったようです。
　
　金銭の支援を緊急にお願いします。
　資金カンパ送り先 　（郵便振り替え口座）　00160−5−63228
　　　　　　　　　　　　　（口座名）　三多摩野宿者人権ネットワーク
　
　支援物資送付先 　　 三多摩野宿者人権ネットワーク
　〒190-0011立川市高松町2-19-1　大沢事務所　TEL：042-525-8637

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