裁判レポート

■第２回公判　2／9（月）11：00〜　305号法廷　刑事3都　合議体
　
●岡部昭凱（おかべあきよし）（60）元市砂川支所長

　　�@競売入札妨害の罪で起訴（15．10．30）
　　�Aあっせん収賄罪などで追起訴（15．11．19）
　　�Bあっせん収賄と競売入札妨害の罪で追起訴（15．12．10）
　　�Cあっせん収賄などで追起訴（15．12．22）

●大野木隆（おおのぎ　たかし）（55）　前総務部契約課長

　�@競売入札妨害の罪で起訴（15．10．30）
　�A競売入札妨害罪で追起訴（15．11．19）
　�B競売入札妨害罪で追起訴（15．12．10）
　�C競売入札妨害罪で追起訴（15．12．22

法廷での傍聴

　裁判所の３０５号法廷内にかって委員会での答弁に立っていた２人の被告の姿を見るのは、少しつらい面もありました。
　まず冒頭に裁判長から「心情に変化はないか」と聞かれ、両被告とも「ありません」と答えた。
　昨年（２００３年）の１１月以降の追起訴部分を読み上げられ、両被告とも「相違ありません」と答えた。その後証拠の説明と確認があった。

　大野木被告についてはこれで終わりかと思われたとき、彼の弁護士が発言した。
「この件は、岡部被告に情報を教えなければならない。水道関係のほかの職員３名（当時の職名と実名を挙げた）の全面協力がうかがえる。全員とはいわないが、一課長では出来ない。（こうしたことが）市役所内で公然とまかり通っている。」と発言し、この３名の証人申請をした。これに対し検察側は「不必要」としたが、裁判長は３人の裁判官と合議して「次回の証人尋問で（大野木）被告人質問を先にやって、必要なら次々回に３人の質問のをやる」ということになりました。

　被告自身が「（こうしたことが）市役所内で公然とまかり通っている」と認識していることで、市役所ぐるみと言われても仕方がないと考えざるを得ない。・・・これはもう、特別委員会を１００条委員会に組替えて、職員が「ウソ」の答弁が出来ないようにしなければならない！このままの特別委員会では真実は調査できないだろう。

（2004/02/10 ）
傍聴しよう　　次回公判：３月１日午後３：３０　地裁八王子支部３０５法廷

▲入札トップへ