調査委員会（立川市入札事件再発防止調査委員会）を傍聴して

この調査委員会は別のページに掲載したように、ほとんど市の中枢のしかも総務部､企画部の職員で構成されていました。
さらに、この委員会の副委員長であった畠山総務部長自身が逮捕される（1月16日）というとんでもない事態にいたり、19日に急遽開かれた全協（議員全員協議会）で調査委員会の公開を求め、第9回目にしてやっと傍聴が出来るようになりました。
　



　1月21日の調査委員会は先に決められた弁護士や監査法人の方々6名の専門委員が増えて、11名から17名に増えました。但し逮捕された総務部長は空席のまま。
　
助役：挨拶や今回から増えた専門委員やこれまでの委員間の自己紹介
企画部長：事件の経過説明。
文書課長：これまでの裁判（12月19日､17日､24日）の傍聴状況を極簡単に報告。さらに、14日に開催された特別委員会での質疑を報告。
深田弁護士（専門委）：これまでの専門委員会が行った、アンケート調査やヒアリング調査を報告。
あずさ監査法人：3点の調査を開始したことの報告。
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なんと報告ばかりで、内容の詰めや質疑がほとんどない。せっかくみなさんが集まっているのだから、もっと活発な質疑があってしかるべきなのに「報告」だけでは事実の究明が出来るのかどうか不安になってしまった。
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みなさんが発言しないで終わりそうになった時、外部委員で自治連会長の滝島委員が発言を求めました。
滝島委員：調査委のメンバーが決まった時、市の幹部から「何で総務部長が副委員長なんだ？」ということを聞いた。事件の本丸は総務部長だったのではないか？一部には知っている人もいたのではないか？かばい合っている体質がいけない。助役は本当に知らなかったのか？
　役所は年功序列の縦割り・・・こういう体質がいけない。いいのもの（制度）をつくっても､こんな（体質の）中でやったのでは同じ、管理職､理事者含めて（何でも言い合えるような）体質にしなければだめだ。再発は起きる。行革含めてやる必要がある。

　と、厳しい発言をされた。（こうした、緊張感のある議論が必要だ）

助役：特に私から弁明することはない。ご指摘の通り、そうした体質があると言えば言えるかもしれない。（総務部長のことについては）私自身は全く知らなかった。

杜下委員：空いた席をどうするか？
助役：適任者を探している。
　　　　最後に「公開質問状」が出ているが、委員長に一任させていただきたい。（了承）・・・で終了。

　　　　この公開質問状は五十嵐議員が2回目を提出したものだが、委員会で詳しく議論しないなど不誠実な対応だ。
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