●昨年と違って、反戦ビラ入れ事件は東京高裁中川裁判長の不当判決で怒りの中で年を終えました。日の出の「事業認定・収用裁決取消」の裁判も、東京地裁鶴岡裁判長（旧植民地下でのハンセン病患者の訴えを棄却）の不当な棄却の判決でした。
　小泉的手法で事の良し悪しがワンフレーズで語られ納得させられているという不気味な時代になってきたのかもしれません。

●年末年始にホームレス生活を余儀なくされた方々を訪問し、差し入れを行いました。これまで社会の基盤を作ってきた労働者を、不用になったと切り捨ててきた経済構造は、更なる格差社会を拡大し続け留まることがないようです。

●これを救うべき国家は、軍事力（アメリカ追従）にはふんだんにお金を注ぎますが、福祉には回す金はないとばかりに、高齢・障害者福祉は「利用者からは金を取る」応益負担へと舵を切りました。地方自治体は、ただ国家に従おうとするばかりで、自らの理念も持ちえていません。

●今年も私は、ものを見る目を研ぎ澄ませ、少数でも筋を通すべきことには通すという姿勢を貫いていこうと決意しています。

　　　　　　　　　　立川市議会議員　　　大沢ゆたか