「立川市議員表彰内規」が廃止される！（2007/01/11）

　夕方、報道関係者から「立川市議員表彰内規」の廃止を知らされました。ここ数日、大沢にも議員特権問題で各テレビ局からの問合せが多く、立川市議会事務局にも、「30万円の手書きの肖像画」の件で多くのテレビ局が取材を申し込んだのだろうと思います。。そこであわてて「立川市議員表彰内規」の廃止を決めたのでしょう。
　しかし、この廃止の件を報道機関にFAXを送っただけで済ましているのです。私たち議員たちにもひと言の連絡もありません。とりわけ私は昨年2月に文書で正式に廃止を申し入れ、当時の議長と話をし、昨年11月にも新しい議長に廃止を求めて話をしたにも係わらず、連絡も来ませんでした。よほどあわててどたばたと決定したのでしょう。普通なら代表者会議を開いて、会派に持ち帰り、各会派の議員たちの意見を聞いて、さらに代表者会議を開いて決定するという手順を踏んでいくはずです。(このページをUPした後、夜遅く議会事務局から「議員表彰内規廃止」の連絡が来ました。議会事務局の方は夜遅くまで残業されたようです。ご苦労様です。)

　
　廃止の理由は

平成13年の表彰実施以後、該当者がなく実施していない。現在の社会情勢の変化や市民感情を考えて、廃止に向け昨年中から検討をしておりましたが、本年の表彰該当者からも表彰辞退の意向もあり、平成19年の新しい年を区切りに廃止したもの。 （2007年1月11日に「報道関係者各位」）にFAXされたものから

　大沢は何年も前から廃止を求めていました。らちがあかず、昨年2月に公式に文書で申し入れました。そこで2006年6月の選挙後には廃止されるだろうと思っていましたが、なかなか廃止に踏み切らないできました。しかし、今回テレビ局の取材という「外圧」によってやっと廃止になったということです。情けない・・・自主的に判断して欲しかった。それでも良かったです。

　しかし残念なことが一つ、2月9日に行われる「議員特権ワーストコンテスト」にエントリーしていたのに、その資格をなくしてしまったようです。このまま行けば、結構な上位にランクされて栄えある大賞の一角を狙えたのに・・・とも思っていました。

　それでも、こうした私たちの思いを込めたキャンペーンに社会の風が合流し、マスコミが報道してくれて、さらに新しい風が吹いてきたという感じです。議員特権など「おかしなこと」をおかしいと感じなくなっているこれまでの議員たちから、普通の市民感覚を持った議員たちが増えてくれることを期待します。

　
これが噂の手書きの肖像画（約30万円）こんなものは、三多摩地域にはどこにもありませんでした
表彰内規の廃止でこれらの肖像画はどうなるんでしょう？

・・・表彰内規が廃止になった以上、議会に置いておく根拠はなくなります。しかし、これは税金でまかなわれたもの、おいそれと人に渡すわけには行きません。かって、市長が使わなくなった「けやきのテーブル」を持ち帰ったということで、ずい分批判の声が挙がりました。
　肖像画の必要な方に「制作価格で引き取ってもらう」のが、一番市民にとって納得しやすいものになるのかな・・・。１０枚が引き取られたら３００万円です。福祉や教育にまわして貰ったらいいでしょう。（2007/01/16　追記）

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